法官設定文書 “護民官はゲームに参加する人々を守る” “そして我々はゲーム自体を守る” 〜ある法官の言葉〜 法官とは、アイドレスのルールに違反した者、あるいは故意・不意に関わらず、ゲームの進行に不正に影響を与えた者に対し、その罪に応じた罰則を定める職業である。 彼らに預けられた権能は強く、ひとたび罰則を定められたならば、藩王でもこれに逆らう事はできない。 しかし彼らはその権能の強さゆえに、それが正しく扱われることに他の何者よりも真剣でなければならない。 また、罰則を任意で定められるということから、彼らを嫌い、恐れる者もいる。 だが一つ思い出して欲しい。 人を裁くのと同時に人を守るものもまた法であるということを。 一面において、彼らは罪を犯したものによって不利益をこうむった人々を救済しているのである。 法官の存在こそ、このアイドレスという世界が不正によって曲げられることのない、全ての参加者が等しく扱われる、万人のためのものであるということの証明なのである。 法の砦、裁判所において、秩序を預かりたる証、法官服を身にまとい、アイドレスが真に公平なゲームであることを示すため、心に天秤と剣を秘めながら、今日も彼らは罪に対峙しているのである。